【内定者の就活体験記】流されるままに就活を始めた私が、就活を終えた今感じること
こんにちは!
株式会社CHINTAI、2024年度内定者のA.Mと申します。
大学では文学部日本文学科に所属し、最近は、最後の学生生活を満喫するために国内のさまざまな場所へ旅に出ています!
今回は、就活を終えたからこそわかる就職活動のリアルや、「やってよかたこと」「やらなくてよかったこと」などをありのままにお話ししたいと思います。
就職活動中の方も、もちろんそうでない方にも読んでいただけたらうれしいです!
何がしたいかなんて正直わからない
私は、大学3年生の夏頃からサマーインターンに合わせて就職活動を開始しました。
周りから就職活動の話がちらほらと出てくるようになり、 「あれ?これは始めないとヤバいのか…?」と思ったことがきっかけです。
当初の私は、「自己分析をして面接を受けるんだよね、でも自己分析って何をすればいいんだろう?」と右も左もわからない状態でした。
とりあえず行動を起こそうとマイナビに登録をしようとしたところ、大きな衝撃を受けました。
企業も、業種も職種も多すぎる!!!
やりたいことが定まっていなかった私にとって、日本中の企業の採用情報が集まった中から気になる企業を選ぶことはとても大変でした。「何十年もお世話になるかもしれない企業を、たったの数ヵ月で決められるわけがない!」と思ったことを覚えています。
そこで、私はとにかくマイナビで企業をたくさん見て、「面白そう!」と思った企業に応募することに決めました。「そんな決め方でいいの?」と感じる方もいるかもしれませんが、それでよかったと私は思います。
いろんな業界を調べて説明を聞いて「面白そう!」と思ったらとりあえず受けてみる。この方法を用いて、私が最終的に受けた企業は以下の3つです。
・CHINTAI
・ネット通販を展開する商社
・パッケージデザインの会社
このように、業界はかなりバラバラでした。
企業を受ける入り口が「面白そう!」という直観を頼りにしていたので、どの企業にも興味を持っていました。実際に、CHINTAIを受けた理由は「お部屋探しだけではなく、暮らしに関わるサービスを展開していることが面白そう」と思ったのがきっかけです。
自分の興味のある企業に絞っているため、企業研究などは全く苦ではありませんでした。一方で、直観で決めたからこそ「志望理由を言語化して伝える」ことには苦労しました。
そこで私は、志望理由を伝える構成をある程度決めて、伝えることを整理することにしました。
特に、「その会社の特色や独自の良さを語る」というところを大事にしました。その企業にしかない良さを語ることが、就職活動においての大きなポイントのひとつだと思います。なぜなら、数多くある企業の中で選んだ理由を面接時に明確に伝えることで、企業へ抱いている自分の熱量をアピールできるからです。
私のように、志望理由を言語化できない方は、伝える内容を整理し、企業ごとの特色や惹かれた独自性を洗い出してみるのがおすすめです!
「やってよかった、やらなくてよかった」のあれこれ
私が就職活動を終えてから、「これはやっておいてよかった」ということと、反対に「やらなくてもよかったな」と思うことがあるので、今回はそれぞれ2つずつご紹介します。
ぜひ、就職活動の参考にしてください。
やってよかったこと① 周りの人に自分のいい面と悪い面を聞く
これは、私が自己分析をした時の手法です。人間は自分自身のことになると、いい面よりも悪い面を出すことが得意になる生き物だそうです。私も自分一人で自己分析をしていた時は、悪い面は簡単に出すことができた記憶があります。
一方で、いい面は意外と自分一人で出すことは難しかったです。そこで、私は身近な人に自分のいい面を聞くことを行いました。これを実施したことで、自分では気づけなかった自身の新しい一面を知ることができ、やってよかったと思っています。
また、「周りの人から見た自分」の像を言語化することで、より鮮明に「私」を可視化して自分はどんな人間なのか考えられるようになり、一人でやるよりも一歩踏み込んだ自己分析になるのでおすすめです!
やってよかったこと② 想定の質問の回答を考える
私は、外部の就活エージェントや大学の就活支援課などには一切頼らずに就職活動を行っていました。そのため、面接の事前準備は徹底的に行いました。実際に私が行った事前準備は以下の通りです。
<面接の事前準備>
・面接で想定される質問を考えて回答を紙に書く
・それをひたすら声に出して読んでみる
・声に出しながら答えたい内容をなんとなく頭に入れておく
この作業をひたすら繰り返しました。回答は紙に書く段階で、あえて話し言葉を使用し、万が一途中で真っ白になっても、自分の言葉で話せるように対策をしました。その結果、アドリブにも対応できる状態で面接に挑むことができました。
やらなくてよかったこと① SPIをイチから勉強する
SPIをイチから勉強することは、個人的にやらなくてもよかったことNO.1です。
SPIは「自分が解けそうな問題を探して、そこだけは落とさないように対策する」がいいと思います。なぜなら、SPIの出題範囲は中学校~高校までと網羅的であり、普段の授業や他の就活準備と並行してすべてを勉強することは時間的に不可能だからです。
私の場合、数式を見るだけで脳がフリーズしてしまうほど数学が苦手なので、中学校~高校と出題範囲が広いSPIは本当に苦手分野でした。
苦手にも関わらず、当時は企業研究などもしており、SPIの勉強まで手が回っていませんでした。そのため、SPIの対策を本格的にはじめたのは10月。そして、初めて受験をしたのが12月と、かなりタイトな準備期間でSPIに挑みました。
数学が大の苦手な私が、中学校~高校にかけて学習するような内容を、たった2ヵ月でマスターするのは無理だということは一目瞭然です。
似たような境遇の方は総復習を試みるよりも、「自分が解けそうな問題を探して、そこだけは落とさないように対策する」ことでSPIを乗り切るのがおすすめです!
やらなくてよかったこと② 興味のない企業へのエントリー
私の周りには、興味のない企業でも受けてみて面接練習代わりにする人もいましが、私は就活が進む中、興味のない企業にエントリーすることを止めました。なぜなら、本選考に進んでも辞退した経験があるからです。
私も、友人がやっていたように面接の練習をしてみようと、あまり興味のない企業のサマーインターンを受けた経験があります。しかし、興味がないため企業研究も進まず、本選考に進めたにも関わらず辞退を決めました。そもそも興味がなく企業研究も進まないので、面接で何かを話す段階に達せませんでした。
「自分が興味を持てるか・持てないか」が就職活動のモチベーションにもつながるため、興味のない企業へのエントリーは、あまりおすすめできません。しかし、就職活動には、その人ごとの得意・不得意が必ずあるため、自分が得意なやり方を模索しながら自分に合ったスタイルを見つけてみてください!
面接のリアル
面白いと思った企業にエントリーをして、選考が進むと必ず経験するのが「面接」です。 私が当初抱いていた面接のイメージは、広い部屋に長机が設置され、重役が並んで座っており、その目の前にポツンと椅子が置かれている。そして、重たい空気の中でいかにプレッシャーと緊張に耐えることができるか、というものでした。
しかし、実際に面接を経て「案外楽しいかも」と感じました!
企業によりますが、広い部屋で行われると思った面接は、開放的なブースで二人きりだったり、面接を担当してくれた方は「緊張しないでいいよ」と声をかけてくれたりしました。 CHINTAIの面接は、始まる前に人事の方が緊張をほぐしてくださったり、「面接官はこんな方だよ」というような情報を教えてくださったりしたので、とても温かい職場だなと感じました。また、ただ質問されるだけではなく、面接官の方と共通点や趣味の話で盛り上がったりするなど、楽しくお話をする中で「私がどういう人物なのか」というところも見ていただけました。
就活生の私たちにとって、面接に緊張はつきものだとは思いますが、面接官の方も緊張すると仰っていました!私も、緊張しすぎて胃が出てくるような思いを何度も経験しましたが、必要以上に緊張することなく、面接官の方との会話を楽しむ意識を持つことが大切だと思います。
とはいえ、面接で何を聞かれるのかは何度経験してもドキドキしますよね。それが初めての面接ともなれば緊張はより一層膨らむもの…。事前対策をしておくことで、緊張を少しは緩和することができると思うので、実際に私が面接時に聞かれた質問をお伝えします。これを参考に、自分ならどう答えるか考えるなど事前の対策をしていただけるとうれしいです!
<面接時に聞かれた質問事項>
・志望理由、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
・自分の良いところ、悪いところ
・学生時代の一番の思い出
・入社をしたら何をしたいか
・将来どうなっていたいのか
・これまで読んだ中で一番記憶に残っている本
・好きな言葉 など
私は、日本文学科に所属していたので、好きな言葉や本について聞かれることも多かったです!所属学部にまつわる質問をされることもあるので、自身の学部だと、どんな質問をされるのか事前に想像しておくと焦らず回答できるはずです。
また、徹底的に面接の対策をしても、想定外のことは起こります。しかし、想定外のことが発生すれば、その分新しい気づきも得られるはずです。そんな想定外でのトラブルから得られることを逆に楽しむという気持ちで、面接を乗り越えてみてください!
就職活動を振り返って
最後に、就職活動を振り返り一言でまとめると、「意外と楽しかったな」です!
緊張などで面接に抵抗感が生まれてしまうこともありました。しかし、自分が普段関わらない多くの方とお話ができる機会とも捉えられますし、就職活動を通して新しい自分の一面を知るきっかけにもなったので、結果的には楽しかったと感じたのだと思えます。
世の中には、さまざまな就職活動の進め方が見受けられますが、結局は自分に合った方法を見つけることが一番の策です。
私の場合、就職活動ばかりに時間をかけてストレスを感じるのも嫌だったので、アルバイトも頑張るし、遊ぶときは遊ぶ、とメリハリを持って無理のない範囲で力を入れていました。
みなさんも無理せず、自分に合ったスケジュールと方法で、楽しみながら就職活動をしてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!