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3匹の猫と暮らす賃貸生活のプロ直伝!賃貸物件で猫と快適に暮らすコツ


CHINTAIは副業ですよ

だって、本職は我が家の愛する猫たちのウンチ収集ですから

猫の話になったとき、僕は必ずといっていいほどこう伝える。
我が家には、3匹のお姫様たちがいる。
 
「ひなた」「にび」「よる」
 
全員かわいくてとても大切な家族だ。
 
よく、猫を“飼う”という言葉を聞くが猫と“暮らしている”が正確な表現だと僕は思う。彼女たちは、僕にとって家族であり心の支えといえる偉大な存在だ。
 
こんにちは、CHINTAIの玉井です。僕はメディア&マーケティンググループという部署で、CHINTAIネットなどのお部屋探しサービスがより使いやすくなるためにどうしたらいいか、を考える仕事をしています。
 
プライベートでは、愛する3匹の猫と賃貸物件で暮らしているので、社内では「玉井=猫」というイメージが定着していると胸を張って言えるほどの猫好きです。

「玉井さんだからこそ語れる、猫と賃貸物件についての話を教えてください!」

そう依頼されていますが、我が家の姫たちのかわいさを知ってもらいたいので、まずは、彼女たちについてお話しさせてください。


彼女のひなた、文化部のにび、おてんば娘のよる


現在、3匹と暮らしているのですが、最初に猫と暮らし始めたのは2019年でした。もともと猫と暮らしたいと思っており、保護猫カフェに足を運んだ際に出会ったのがひなたです。

ひなた

とても甘えん坊で自分のことを人間だと思っているひなた。そのため、ご飯を食べている時も隣にいるし、寝る時も隣にいます。きっと僕のことを彼氏だと思っているのでしょう。彼女は「自分の楽しいことのために生きている!」というタイプです。

その後、にびと出会います。彼女のチャームポイントは、あごの下がグレーと白に分かれていることです。

にび

彼女は、いうなれば「文化部の女の子」。誰といても同じ感じでとってもマイペースな優しい子です。でも少し変わっているところもあって、フワフワの場所ではなくあえて椅子の硬いところで寝たりする姿を目にします。
 
最後に出会ったのが、よるです。2023年6月にお迎えをして、現在は推定1歳半のおてんば甘えん坊ガールです。

よる

天真爛漫な彼女ですが、いじけると隅に行って絶対に動かないナイーブなところもあります。彼女は冷蔵庫の下に宝物だと思ったものを隠すので、よく冷蔵庫の下からなくしたと思ったものが出てきます。この前は紛失したはずの目薬ができました。
 
彼女にとって、一番の宝物は「ペットボトルのキャップ」なのですが、このお話はまた後半に。

ご飯代もトイレ掃除の回数も2倍、だけど幸せは無限大!


「3匹と暮らしていて、お世話は大変じゃないですか?」

よく聞かれるこの質問の回答は、「もちろん大変なこともある」です。2匹と3匹の大変さは個人的にあまり変わりませんでしたが、1匹から2匹は大きく変わります。
 
ご飯の量も、トイレ掃除の回数も2倍になりますし、費用面は1.5倍くらいになります。なので、すでに1匹と暮らしいるから2匹目をお迎えしたいと思っている方はそれなりの覚悟を持った方がいいと思います。
 
それでも、猫たちと暮らすのはとても幸せです。
すべての手間が倍になっても僕の幸せは無限大になりました

それに、猫にとってもいいことがあります。それは、社会性を先輩猫が教えてくれるという点です。にびとよるにはそれぞれ先輩がいたので、「これくらいで噛むと相手が痛いんだ」ということを理解できています。なので甘噛みがとっても上手なんです。一方で、先輩がいたことのないひなたは、甘噛みの加減が苦手でたまに本気で痛いです(笑)。
 
猫と暮らす上での注意点がもうひとつありました。猫たちと暮らすとご飯代などが2倍になるのと同時に、出社をしたくない気持ちも2倍以上になるので、そこは注意してくださいね。

ごめんなさい、大家さん


初めて猫と暮らし始めたときはすでにCHINTAIに所属していたので、その頃から他の人よりも賃貸生活の知識は多少ありました。そんな僕でも、「ごめんなさい、大家さん」と思わず言いたくなる失敗をしてしまったんです…。
 
いつもは彼女だといわんばかりに隣で寝ているひなたが、ある時いないことがありました。次の日の朝、扉の閉まっている仕事部屋から響く「かりかり」という嫌な音。
 
「まさか」と思い扉を開けると、そこにはひなたが…!

ひなたを一晩閉じ込めてしまったことに謝りながら、備え付けの絨毯をみると粗相の跡が。しっかりと洗いましたが、残念ながら匂いは取れませんでした…。
 
僕の場合は、たまたま次の居住者がその絨毯を交換する前提で大家さんと入居の話が進んでいたのでよかったですが、そうではければおそらく敷金からかなりの金額が引かれていたと思います。
 
このように、僕も最初から猫にとって一番快適な暮らしを提供できていたわけではなく、失敗や、賃貸物件だからこその「これはやばいぞ!」というようなさまざまな経験をしてきました。

猫との賃貸生活をもっと楽しく!ハッピー猫ポイント‐部屋探し編‐


ここからは、猫との過ごす賃貸物件での暮らしが猫と人間にとって快適なものになるように、「現在猫と暮らしている」+「お部屋と暮らしのプロであるCHINTAI社員」の僕だから伝えられる情報を皆さんにお伝えしたいと思います。そして、猫にとってのうれしいポイントを、「ハッピー猫ポイント」としてご紹介していきます。
 
まずは、猫と暮らすためのお部屋を探す際のポイントです!

ハッピー猫ポイント① 窓が大きいもしくは多い、日当たりの良い物件を探そう

室内で暮らす猫は、行動範囲が限られています。そのため、日の光が当たらなかったり外の景色が見えなかったりするお部屋は、猫にとってストレスの原因になる可能性があります。
 
実際に、僕が以前住んでいた部屋は、窓が小さいかつ少なかったので、日の光があまり入らず猫たちがかわいそうでした。そのため、現在は窓の大きい物件に住んでいます。

1つのお部屋に2つ以上の窓を設けている「二面採光」

内見をする際に、不動産会社に問い合わせをして「二面採光のお部屋か」「窓が大きいか」などを確認するいいと思います。また、窓が大きくても日の光が入らないと意味がないので、内見に行った際、日の光がどれくらい入るのかもぜひ確認してくださいね。

ハッピー猫ポイント② 動物病院に通いやすい物件を探そう

猫に限らず、ペットと暮らす際は病院に行くことは必ずあります。そのため、物件から動物病院までのアクセスがいいかをぜひ確認してください。Googleマップでの確認でもいいですが、内見の際に、通うことになった場合に人間にも猫にも負担が少ないかをチェックしていただくといいと思います。ちなみに、僕も現在は動物病院が近い物件に住んでいます!

ハッピー猫ポイント③ 猫を飼っているなら1階を選ぼう

防犯の観点などから検索条件に「2階以上」を選択される場合もあると思いますが、猫と暮らす方は「1階のお部屋」「メゾネットタイプ」を僕は全力でおすすめします。
 
猫にとって「遊ぶ」ことは必要不可欠。全力で猫と遊んでいると想像以上にドタバタするので、2階の物件などに住んでいると下の階の方に迷惑になる場合も。また、迷惑になるのを気にして静かに遊ぶと、今度は猫にとって物足りない…なんてこともあります。
 
猫と人間がストレスなく楽しく暮らすなら、「1階のお部屋」「メゾネットタイプ」でお部屋を探してみてください!

猫との賃貸生活をもっと楽しく!ハッピー猫ポイント‐暮らし編‐


続いての「ハッピー猫ポイント」はお部屋が見つかったあとの暮らしにフォーカス。
 
賃貸物件だと、どうしてもできることが限られてきます。限られた中でも猫と快適に過ごせるようになるための3つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

ハッピー猫ポイント④ 立体的なお部屋づくりを心掛ける

 遊ぶ場所が少ないのは、猫にとってストレスになります。そのため、登れる場所を部屋の中に増やす「立体的なお部屋づくり」が大切です。
 
僕は、キャットタワーを設置したり、お部屋を傷つけずに取り外せる窓に張り付けられる足場を活用したりしています。

大きな猫用の家具が置けない場合は、収納棚の一番上を空けて、猫が移動できるようにしましょう。ちょっとした工夫で、猫が遊びやすいお部屋になるので、おすすめです。

ハッピー猫ポイント⑤ 緑が多めのお部屋づくりをする

猫たちが外に出る機会がないからこそ、緑を多くして外の気分を味わえるようにしています。
 
ただ、観葉植物は種類によって猫にとって毒になるものが多いかつ、猫は食物繊維を消化することができないため、フェイクグリーンおすすめ。

フェイクグリーンでも、猫と手の届く範囲だと倒したりして危険なので、僕は足場からジャンプしても届かない天井に飾っています。天井だとしても、近くから飛び移れる場所があると危険なので、家具の配置にも注意してみてください。

ハッピー猫ポイント⑥ 配線系は隠す!

猫が異物を誤飲してしまわないよう徹底することも大切です。特に在宅勤務をしている方は配線も多くなるはず。そのため、猫がおもちゃにしがちなケーブルや紐など誤飲の可能性があるものは、ケーブル収納ボックスを活用するなど、「隠す収納」がおすすめです。

賃貸物件に住む人必見!ハッピー猫アイテム

 最後に、賃貸物件に住む方におすすめしたい暮らしのアイテム「ハッピー猫アイテム」をご紹介します。明日から活用できるものもあるので、ぜひ暮らしに導入してみてください!

ハッピー猫アイテム① ペットフェイダー

賃貸物件に住んでいる方の多くは、働いている方や学校に通っている方が多いはず。そのため、毎日決まった時間に猫たちにご飯をあげるのはかなり難しいですよね。僕も、毎日定時にあがって決まった時間にご飯をあげるのは正直難しいです。
 
そこでおすすめなのが、設定した時間にご飯が自動で出てくる「ペットフェイダー」です。これを導入してから、猫たちもご飯を決まった時間に食べられるし、僕も業務の集中を欠くことなく生活をすることができています。

ハッピー猫アイテム② 爪とぎグッズ

爪とぎグッズは、賃貸物件に住んでいる方のマストアイテム。壁や柱で爪とぎをしないように、初期のうちに購入して「爪とぎはここでやるんだよ~」と教えるまでがセットで大事です。
 
猫が壁や柱で爪とぎをして傷つけた場合、修復の費用は入居者負担となります。壁の場合、おおよその修繕工事費用の相場は、ひっかき傷で2万~3万円、傷ついた箇所が多かったり大きなへこみがあったりした場合には5万円以上になることもあるので注意してください。

ハッピー猫アイテム+a ペットボトルのキャップ

今月お財布がピンチだけど、猫におもちゃを買ってあげたい!そんなときはペットボトルのキャップをおもちゃにしてみてください!
 
我が家のよるはペットボトルのキャップが大好きで、無限にキャップと遊んでいます。大好きすぎて宝物として冷蔵庫として大量のキャップがでてきますし、夢中で遊ぶとこんな顔になってしまう事もしばしば。

猫と暮らすのも人間と暮らすのも根本は変わらない

賃貸物件でも猫と快適に暮らすことは十分可能です。初めてお迎えをする際は、もちろん不安なことも多いと思いますが、「そこまで気負わず大丈夫!」と僕は胸を張って伝えたいです。
 
猫と暮らすのも、人間と暮らすのも根本は変わりません。人間と住むことになったとしたら、どうすれば一緒に快適に過ごせるのか気を使いますよね?猫と暮らすときも同じです。
 
少しだけ目線を変えて「猫にとっては何が快適なのか」「どうすれば猫が安心して暮らせるのか」を考えて思いやりを持つことができれば、猫と楽しく暮らすことができると思います。
 
賃貸だからという理由で猫と暮らすことを諦めずに、多くの方が自分の望む賃貸での猫ライフを過ごせることを願っています。
 
※社員の所属および記事の内容などは2024年2月現在のものです。