勉強でもアウトプットが大切!受験を戦い抜くコツ|西岡壱誠
毎年、もう年末だな~とか年があけたな~と感じるときがある。それはテレビを見ていて、受験生を応援するテレビCMが流れているときだ。
ああいったCMを見る度にとても胸が熱くなり、電車で勉強している学生を見かけると、心の中でつい応援してしまうのだ。
「頑張れ受験生!!」
◇◇◇
みなさん、こんにちは!CHINTAI広報室の杉山です。
冒頭でもお伝えした通り、頑張っている学生を心の中で人一倍応援している私が勤めているCHINTAIでは、「夢に向かって頑張る学生を応援する」という考えのもと、これまでさまざまな学生支援を行っています。
そして今回、最初にお部屋探しをする新学生に向けて、CHINTAIでは、受験生を応援するとともに、お部屋探しや学生の暮らしを豊かにするような取り組みを始めました。
noteでは、受験生応援企画として、受験のプロや実際に受験を経験したCHINTAI社員にインタビューを行い、勉強方法やモチベーション維持の方法をこのnoteにて紹介していきます!
第1回目は、偏差値35から独自の勉強法で東京大学に合格した。西岡壱誠(にしおかいっせい)さんに勉強法や受験時のモチベーション維持の方法をインタビューしてきました。
「なるほど!」と納得できる内容ですので、ぜひ受験生の皆さんも休憩時に読んで参考にしてみてください!
リアル『ドラゴン桜』を目指して活動中!
―西岡さんは現役東大生ですが、現在どのような学生生活を送っているのでしょうか?
今は大学に通う傍ら、偏差値の低いところから東京大学に受かった人や、週3でアルバイトしながら東京大学に受かった経験を持つ、ドラマであったリアル『ドラゴン桜』的な東大生を集めて会社をやっています!
―大学に通いながらの会社経営はすごいですね!具体的にどういったことをやっている会社なんですか?
教育事業です。全国の高校生に対して「東大を目指そう!」ということを普及している会社になります。年間でワークショップのような感じで学校にお邪魔させていただき、実際の私の体験などをお話しさせていただいています。
―実際の体験を基にしたお話は学生の心にも響きそうですね!大学ではどういった勉強をされているんですか?
経済学部で地域経済の勉強をしています。
経済と教育ってすごく深く関わっていると考えているんです。今の社会って地域から人がいなくなって都心に集まる現状があったり、少子高齢化の現状があったりすると思うんですけど、そんな時代でうまく生きていく上には教育がとても大事になると考えています。
なので、大学で勉強していることも会社で行っていることも全部リンクしていると感じています。
勉強=コミュニケーション!
―学生生活や現在の会社についてお教えいただきありがとうございます!ここからは実際に受験について教えていただきたいのですが、西岡さんは大学受験をいつ頃から始めましたか?
受験勉強を始めたのは高校3年生の時ですね。小中高とあまり勉強してこなかった中で、急に受験勉強を始めたので、スタートは全然ダメでした…。
英語なんて3点だったんで(笑)。学年順位も後ろから数えたほうが早かったんです。
―そうだったんですね!そんな中、勉強するモチベーションを維持するのも大変だったのでは?
そうですね。勉強を一人でやるとモチベーションが落ちしまうので、勉強を一緒にやってくれる友達を作って励みました。
―勉強友達を作っていたんですね!それは意外でした。友達といるとつい遊んでしまって勉強できないイメージですが…。
友達に教えてもらったり、逆に教えたりしながら勉強をするんですよ!
そうすると、自分が勉強していないと友達に教えてあげられないため、「友達に迷惑がかかってしまう…」という気持ちになるじゃないですか。
あと、人に教えるということは、自分自身がその内容をしっかりと理解できていないとできないことだと思います。また、アウトプットすることで自分自身の復習にもなるんです。
だから、友達と一緒に頑張ることでモチベーションを保っていました。
ぜひみなさんも勉強友達を作ってみてください!
―勉強っていうと自分で黙々と行うイメージだったので意外でした。ちなみにおすすめの勉強方法などありますか?
ありますよ!
毎晩15分くらい時間を取って、白い紙に今日学んだことをどれぐらい再現できるかやってみるというのをおすすめしています。
勉強したことなら何でもよくて、例えば数学の勉強をしたのであれば「今日はこんな公式を勉強したな~」とかを、出来る限り何も見ずにどれぐらい再現できるか試してみるんです。
これもさきほどお伝えした、アウトプットの機会を作ることと繋がってくるんです。
1日15分でも行うことで、頭の中にストックされていく量が変わってくるんですよ!
ただ、毎日続けることが重要です。
― 1日の勉強を振り返ることが大事なんですね。15分程度なら毎日続けられそうです。他にも何かありますか?
予備校に通っていたころは、絶対質問に行ってましたね。
これはすごく重要なんですよ!東大生って予備校でも東大の授業でもみんな教授とかに質問をしに行くんです。それである時、「あんなに頭のいい人でも質問をしに行くのに、偏差値35の自分が質問しなくてもいいくらい理解できているわけない」と思ったんです。
それからは毎回質問するようにしていますね。
―たしかに理解できていなくても、質問をしない人は多いように感じます。
私自身は学問自体、基本的にコミュニケーションだと思っていて、コミュニケーションをとることでアウトプットできる機会があるということがとても重要だと考えています。
教え込まれたことってなかなか覚えきれないので、実際に自分で自習をして話してみることのほうが学習できると思います。
―アウトプットすることがすごく大事なんですね。受験勉強のコツってあったりしますか?
コツというほどでもないですが、どんな形でもいいので継続することだと思います。
なかなかベッドから起き上がれない日でも、ベッドの中で単語帳をぺらっと捲るだけでもいいんです。
何でもいいので、毎日一歩ずつでいいから前に進むことが大事。少しでも進んでいれば時間はかかるかもしれないけれど、いつかは目的地まではたどり着くので。
あとは、受験勉強を楽しむことですかね!例えば面白く解説している参考書を買ってみるとか。基本的に楽しめない物事は継続できないと思っているので、勉強が楽しいと思うこともコツなのかなと思います。
模試結果が受験会場での精神安定剤!?
―受験勉強の追い込みや試験当日のおすすめ過ごし方について教えてください。
通常行っている60分の過去問を30分で解いてみることです。
限られた時間の中で自分がどれぐらい苦労するのか、どこで時間を短縮できるのか、などを一回試してみることが大事だと思います。
これをやることで、普段でもトップスピードで走らなきゃならないときに走れるようになるし、その30分で7割でも点数が取れていたらすごい!
―受験時は時間配分がとても大事ですもんね。受験の時の思い出深いエピソードとかはありますか?
一番思い出深いのは、東京大学の試験会場に行くとみんな頭がよく見えたこと(笑)。で、そんな人たちが試験会場で、自分のA判定の模試結果をじっと見ていたっていうことですかね。
今思うと、あれは一種の精神安定剤だったんだろうなって。いつも通りの自分で望むための一つの手段だったんでしょうね。
―自分はA判定をもらったことがあるから大丈夫!と自分に言い聞かせて安心しようとしていたんですね!
受験はゲーム!結果だけがすべてではない
―最後に受験生に向けて、エールをお願いいたします!
受験って受かるか落ちるかという、結果がとてもわかりやすいもの。あまりほかではなかなかない体験です。でも、結果が全てでもないと個人的には感じています。
最終的にわかりやすい結果は出てしまうものなのですが、受かっても落ちてもどちらでも得られるものはあると思います。
受験が終ってどっちの結果になっても泣くことができれば、多分得られたものがあったということなのではないでしょうか。
「不合格はゲームオーバーじゃなくて、ゲームセット」
なので、みなさんも受験というゲームに全力で取り組んで、ゲームセットできたと思えるような結果を目指しましょう!
■西岡 壱誠さんプロフィール
1996年生まれ。現役東大生・ドラゴン桜2編集担当。
偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。
著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。
【お知らせ】
■AuDeeにて特別インタビューにて特別インタビュー配信中!
AuDeeの番組『CHINTAI情報局 on the radio』にて、西岡さんへの受験応援インタビューを配信中。受験勉強の休憩のおともに、ぜひ!
番組名:CHINTAI情報局 on the Radio
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